「今月は車検が多かったな」「最近、新規のお客さんが増えた気がする」
毎日の業務の中で、このように肌感覚でビジネスの調子を判断していませんか?
もちろんその感覚は大切ですが、
安定した経営を目指すなら、数字に基づいた客観的な分析が不可欠です。
特に車検のデータは、あなたの工場の「健康状態」を教えてくれる貴重な宝の山。
しかし、ただ入庫台数を合計して見るだけでは、その宝の価値に気づけません。
今回は、月々の入庫台数から経営状態を正確に読み解くための、たった2つの
シンプルな分析方法をご紹介します。
なぜ「合計」で見るだけではダメなのか?
「車検は2年に一度だから、24ヶ月分の入庫台数を合計すれば全体の調子がわかるのでは?」
そう考えるのは自然なことです。
しかし、実はこれが大きな落とし穴。
例えば、「過去24ヶ月の合計入庫台数は1,000台でした」という数字だけを見ても、
- 前半の12ヶ月で800台、後半の12ヶ月で200台だったのか
- 毎月コンスタントに約40台ずつ入庫していたのか
といったビジネスの「勢い」の変化が全く分かりません。
長い期間で合計してしまうと、数字が平均化され、経営の重要なサインを見逃してしまうのです。
大切なのは「合計」ではなく**「比較」**すること。
では、何と何を比べれば良いのでしょうか?
指標① 事業の「勢い」を見るなら『前年同月比』
まず見るべきは、短期的な事業の成長です。
これを測るのに最適なのが**「前年同月比」**です。
比べるもの: 「今年の8月の入庫台数」と「去年の8月の入庫台数」
車検には、3月や9月といった繁忙期と、8月や11月のような閑散期があります。
単純に先月と比較しても、季節の要因で数字が良かったのか悪かったのか判断できません。
しかし、1年前の同じ月と比較すれば、季節という条件を揃えた上で
「去年と比べて今年は成長できているか?」を正確に把握できます。
これがプラスを維持できていれば、事業は順調に成長していると言えるでしょう。
指標② お客様との「絆」を測る『車検リピート率』
次に、安定経営の土台となる顧客満足度を測ります。
ここで「2年に一度」という車検のサイクルが活きてきます。
比べるもの: 「今年の8月に入庫したリピート客の台数」と
「24ヶ月前(2年前)の8月の総入庫台数」

これは、「2年前に当店を選んでくれたお客様が、今回も忘れずに戻ってきてくれたか?」
という、お客様との「絆の強さ」を示す指標です。
新規顧客の獲得には大きなコストがかかりますが、リピート顧客は安定した
収益の基盤となります。
このリピート率を定期的にチェックし、もし低下傾向にあれば
「サービス品質に問題はないか?」「お客様へのフォローは十分か?」
といった改善のアクションに繋げることができます。
まとめ:目的別に「比較」を使い分けよう!
いかがでしたか?難しい分析は必要ありません。
見るべきポイントを絞れば、日々のデータが経営の羅針盤に変わります。
- 短期的な業績の変化(勢い)を見たい
前年同月比で比較する - 顧客が定着しているか(満足度・絆)を知りたい
2年前の同月と比較する(リピート率)
今日からでも、ぜひこの2つの指標に注目してみてください。
数字は、あなたの工場の「今」と「未来」を教えてくれる、最高のパートナーに
なってくれるはずです。
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