皆さん、こんにちは！
突然ですが、皆さんは「今まで食べた中で、これが一番かもしれない」と本気で思う一皿に
出会ったことがありますか？
先日、妻とドライブがてら訪れた山口県田布施町で、まさにそんな衝撃的な出会いを果たし
てしまいました。
そのお店の名は「カレーのランプ」。
2025年1月にオープンしたばかりという、まだ新しいカレー専門店です。
正直、最初は「新しいお店ができたんだな」くらいの軽い気持ちでした。
しかし、その扉を開けた瞬間から、僕たちは特別な体験をすることになったのです。
今回は、カレー好きの僕が「もしかして人生イチかも？」と唸った、この「カレーのランプ」
の魅力を、興奮冷めやらぬうちに全力でレポートしたいと思います。
昭和レトロな空間に漂う、本格スパイスの香り
お店があるのは、田布施町の少し落ち着いたエリア。
外観からして、すでにただ者ではない雰囲気が漂っています。
扉を開けて足を踏み入れると、そこはまるで時が止まったかのような「昭和レトロ」な空間。
使い込まれたような温かみのある木製のカウンター、少しトーンを落とした照明、壁にかけら
れた懐かしいポスター。
BGMには、きっと店主の趣味であろう、心地よい昔の音楽が流れています。
この時点で、もう「この店、好きだ」と確信しました。
オープンしたばかりの新しいお店でありながら、何十年もここで営業してきたかのような
不思議な落ち着きがあります。
カウンターの向こう側で黙々と作業をされているのが、店主さん。
その真剣な眼差しと、店内に充満する複雑で芳醇なスパイスの香りだけで、期待値は最高潮に
達します。
悩みに悩んだ末のオーダー。名物「煮豚」と「鶏から」
メニューを拝見すると、そこには店主のこだわりが詰まったラインナップが並びます。
「カツカレー」も名物だそうで、非常に惹かれます。
スパイスカレー専門店でありながら、こうした「カツ」や「鶏から」といった王道のトッピング
がしっかりと用意されているのが嬉しいところ。
散々迷った結果、僕がオーダーしたのは、お店の看板メニューの一つでもある「煮豚カレー」。
妻は、カレーの相棒として鉄板の「鶏からカレー」をチョイスしました。
待っている間も、厨房から聞こえてくる調理の音や、ふわりと鼻をくすぐるスパイスの香りで、
すでにご飯が食べられそうでした（笑）
これが「本気」のスパイスカレー。いざ、実食！
そして、ついにその時がやってきました。 目の前に運ばれてきた二皿のカレー。
■ 私のオーダー：「煮豚カレー」
まず、見た目のインパクトがすごい。
深い褐色のカレールーの海に、存在感を放つ大きな煮豚の塊がゴロリと鎮座しています。
まずはルーを一口。
「……うまっ！！」
思わず声が出ました。
口に入れた瞬間は、玉ねぎや野菜の甘み、フルーツのような香りを感じるのですが、その直後、
時間差で何種類もの複雑なスパイスの香りと辛さがブワッと追いかけてきます。
これは、ただ辛いだけのカレーではありません。
欧風カレーのようなコク深い「旨味」と、インドカレーのような鮮烈な「香り」が、完璧な
バランスで共存しています。
そして、主役の「煮豚」。
スプーンで軽く触れると、ホロリ、と崩れるほどの柔らかさ。
一体どれだけ時間をかけて煮込んでいるのでしょうか。
肉の旨味と、甘辛いタレの味がしっかりと染み込んでおり、これ単体でも主役を張れる逸品です。
この柔らかくジューシーな煮豚を、先ほどのスパイシーなカレールーと一緒にして、ご飯と共に
口へ運ぶ。
……言葉になりません。
煮豚の甘みと旨味が、カレーのシャープなスパイス感を見事に包み込み、口の中で
「とんでもないマリアージュ」が完成します。
これは、カツカレーでもなく、ビーフカレーでもない。
「煮豚カレー」という一つの完成された料理です。
■ 妻のオーダー：「鶏からカレー」
あまりの美味しさに夢中になっていましたが、妻の「鶏からカレー」も一口もらいました。
唐揚げは、注文が入ってから揚げているのでしょうか、衣が「サクッ」と見事な音を立てます。
中は驚くほどジューシーで、下味もしっかり。
この熱々でクリスピーな唐揚げに、あの奥深いカレールーが絡むと、どうなるか。
……もう、お分かりですよね。
「最高」以外に言葉が見つかりません。
煮豚が「旨味の相乗効果」だとしたら、こちらは「食感と旨味の共演」です。
妻も「この唐揚げ、レベル高すぎる…」と目を丸くしていました。
結論：間違いなく「人生最高」レベルのカレーだった
二人で無言になりながらも、スプーンを動かす手は止まらず、あっという間に完食。
食べ終わった後、水を一口飲んで、二人で顔を見合わせました。
「……めちゃくちゃ美味しかったな」 「うん、美味しかった。ここ、絶対また来る」
僕が「今まで食べたカレーの中で、もしかして一番かも？」と妻に言うと、彼女も
「私もそう思うかも」と真剣な顔で頷いていました。
まだオープンして間もないお店ですが、このクオリティは奇跡としか言えません。
店主の「カレー愛」が、スパイスの一粒一粒、煮豚の一切れ一切れにまで、これでもかという
ほど詰まっています。
「カレーのランプ」は、わざわざ田布施町まで足を運ぶ価値がある、いや、このカレーを食べる
ためだけに山口を訪れても後悔しない、そんな名店でした。
カレー愛好家の皆さん、美味しいものに目がない皆さん。
山口県田布施町に、とんでもない新星が現れました。
昭和レトロな空間で味わう、店主こだわりの「本気」のスパイスカレー。
ぜひ、この感動を体験してみてください。 ごちそうさまでした！
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