全国津々浦々、仕事で飛び回る日々。
忙しいスケジュールの合間に見つける「その土地ならではの味」は、私にとって何よりの
活力源であり、出張の醍醐味です。
今回の舞台は、岡山県の最西端に位置する笠岡市。
実はこの街、ラーメン好きの間では知らない人はいない、全国的にも極めて珍しいご当地
ラーメンの聖地なのです。
その名も「笠岡ラーメン」。
一般的な豚骨や魚介ではなく、「鶏」を極限まで追求したその一杯を求め、今回は笠岡の地へ
降り立ちました。
1. 雨の中、青い看板に導かれて
以前からずっと気になっていた笠岡ラーメン。
事前にランキングや口コミサイトでリサーチを重ねると、必ずといっていいほど上位にその名を
連ねる名店がありました。
それが、今回訪れた「中華そば いではら」さんです。
訪れた日は、あいにくの本格的な雨。
4月の終わり、本来なら新緑が眩しい季節ですが、この日は薄暗い空から冷たい雨が降り注ぎ、肌を
刺すような寒さでした。
同僚と一緒にナビを頼りに進んで行くと……見えました。

雨に濡れたアスファルトの先に、ひときわ目を引く鮮やかな青いターポリンの看板。
「中華そば いではら」の達筆な白い文字が、雨空の下でも力強く輝いています。
驚いたのは、この悪天候の中でもすでに列ができていたことです。
冷えた指先を温めながら順番を待つ時間は、期待値をさらに高めてくれます。
店のダクトから漂う醤油の芳醇な香りと、雨の匂いが混ざり合う……。
「早くあの赤い暖簾をくぐりたい」「熱々のスープを啜りたい」……。
冷え切った体に、温かいラーメンへの憧憬が募ります。
2. メニューは二つだけ。「潔さ」が宿るカウンター
しばらく待って、ようやく店内に案内されました。
暖簾をくぐると、外の寒さが嘘のような熱気と、醤油の芳醇な香りが優しく包み込んでくれます。
私たちは案内されたカウンター席に横並びで「鎮座」。
厨房から聞こえる軽快な麺切りの音や、立ち上る湯気が、空腹を心地よく刺激します。
ここで、この店の凄みを思い知らされます。
それは、潔いまでのメニュー構成です。
お品書きにあるのは、基本的に「中華そば」の並盛りか大盛りのみ。
余計なトッピングやサイドメニューに頼らず、ただ一杯の中華そばで勝負する。
このシンプルすぎる選択肢に、老舗のプライドと、「これしかない」という絶対的な自信を
感じずにはいられません。
同僚は「並」を、私は迷わず「大」を注文しました。
3. 漆黒の海に浮かぶ「鶏」の旨味。これぞ笠岡の真髄!
そして、ついにその瞬間が訪れました。
私の目の前に置かれたのは、これまで見たこともないような、芸術的な一杯でした。

まず目を引くのは、その美しい漆黒のスープです。
笠岡ラーメンの最大の特徴は、一般的な「チャーシュー(豚肉)」ではなく、「煮鶏(鶏肉)」
を使うこと。
スープも鶏ガラのみで出汁を取った醤油ベースが基本です。
このスープ、見た目の濃さとは裏腹に、口当たりは驚くほどまろやかです。
表面を覆う黄金色の鶏脂が、醤油のキレと鶏の濃厚な旨みを幾重にも閉じ込め、口の中で一気に
解き放ちます。
寒さで強張っていた体が、内側からじんわりと解けていくのが分かりました。
そして、箸で持ち上げたこの「煮鶏(かしわ)」!
笠岡ラーメンでは、卵を産み終えた「親鶏」を使用するのが伝統らしいです。
若鶏のような柔らかさはありません。
しかし、噛めば噛むほどに、凝縮された鶏の濃い旨味が溢れ出し、独特のコリコリとした
歯ごたえがクセになります。
これこそが、豚のチャーシューでは絶対に味わえない、笠岡の魂です。
麺は、この力強いスープに負けないパツンとした歯切れの良いストレート麺。
スープをしっかりと持ち上げ、煮鶏の食感、そしてシャキシャキとした刻みネギとも見事に
調和しています。
同僚と顔を見合わせ、言葉少なにお互い頷きました。
そこには、説明不要の「旨い」がありました。
4. 変わらない伝統に感謝
気づけば、大盛りの丼は空っぽになっていました。

最後の一滴までスープを飲み干すと、体はポカポカと温まり、雨の日の憂鬱さはどこかへ消え
去っていました。
外へ出ると、まだ雨は降り続いていましたが、お腹も心も満たされた私たちにとって、その
冷たさはむしろ心地よく感じられるほどでした。
笠岡という街で、長年愛され続けてきた「いではら」さんの中華そば。
流行に流されず、シンプルなメニューと伝統の「鶏」の味を守り抜くその姿勢には、職人の
魂が宿っていました。
「またこの味を食べるために、笠岡での仕事を作らなければならないな」
そんな冗談を同僚と言い合いながら、次の目的地へと向かいました。
岡山・笠岡。
もし皆さんもこの街を訪れることがあれば、ぜひ雨の日でも晴れの日でも、あの漆黒のスープと
力強い親鶏の旨味を体感してみてください。
きっと、あなたのラーメン観を塗り替える出会いになるはずです。
ごちそうさまでした。
また必ず伺います!
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